映画「今度の日曜日に」

今度の日曜日に [DVD] 今度の日曜日に [DVD]
(2010/04/23)
市川染五郎

商品詳細を見る

先日、日本から持ってきた染五郎さんの映画のDVDを観ました。

ダメダメな松元さんを演じる染五郎さん…いい表情してるな~と思いつつ、

前に日本で観た時とは、ちょっと違う感覚で観ました。

*ちょっとだけネタバレあるので、これからご覧になる方は読まない方がよろしいかと。

 

 

初めてこの映画を観た時、20歳前後で留学した時のなんとも心細い感覚がリアルに

よみがえってきました。同じ出来事でも、海外で経験するつらい出来事は、つらさが

倍増するんです(笑)。病気とか、失恋とか…家族の問題とか。ソラが松元さんに

出会うことで見つけていく自分の居場所、安心感もまたリアルに感じてしまいました。

ちょっと心が痛くて、でも松元さんに元気づけられてホロリとくる感じ。完全にソラ目線。

 

 今回はなんでしょう…自分が今、海外にいるので、今の自分のリアルな感覚に心が

痛い感じ。居場所とは、誰かに依存したり、頼ったり場所ではなくて、人と関わりながら、

自分の居場所は自分の心が作っていく。そういう本質的なことをソラが理解していく過程

が、ホントにズシンときました。

 

今度はそれを娘にも重ねてしまい、海外にいるというだけで最初は「そこにいるだけで

いっぱい、いっぱいな感じ」とか、そこから居場所を見つけて喜びを見つけるためには、

結局逃げないで、自分の足で人と出会っていかなきゃいけないこととか…あぁそうだ、

そうだ、それが人間を優しく、強くしていくんだと…。だからこそ、松元さんの存在に私

は癒されてしまいました。

 

メイキングで松元さんがボトルを割るシーンで、染五郎さんが松元さんの心情がこう

だから、こうしよう…というようなことをおっしゃっていますが、なんて深いんだろう…と

感心しました。本当に大切なことって、そんなに多くないんだな。

 

そして、ソラと松元さんが安易に恋愛関係にならないところ、最後、松元さんの行方が

謎なところが、この映画のいいな…と思うところ。あ、松元さんの立ち寝は、歌舞伎で

鍛えられた素晴らしいバランス感覚で必見です(笑)。そもそもユンナちゃんの日本語…

えらいです。よく考えたら、外国語で初演技、初主演ですからね。クランクアップの涙に、

もらい泣きしそうになりました。

 

観る人によって、まったく違った映画に見えて、違ったことを感じるんだろうな…と思われる

映画ですが、しみじみ、じわじわとくる映画です。

 

ちなみに娘はこの映画を横でちら観してたんですが、後で「日本に帰って外国人の人を

見かけたら、絶対、親切にしてあげる!」と言ってました。親切にされると、その人が天使

に見えるそうです(笑)。心細さと、親切にされた時の嬉しい経験をしてるからね。

それを経験できただけでも良かったな…と思う母でした。

 

 

 

Contact

お問い合わせなどはこちらから。

     ↓

click & send your message!!!