震災から1ヶ月

3月11日以来、なんだかブログが書けなくなってしまいました。何をどう言葉にすればいいのか…外国に住む日本人であること、被災地救援のこと、原発のこと、メディアリテラシーのこと、9.11のこと、アメリカの過剰報道のこと、子供たちのこと、そして、アメリカにできること…と、心の整理がつかないというのが正直なところです。ブログに書けなかった分、Twitterで自分が後でちゃんと考えたい、読みたいと思ったものをRTしています。

 

アメリカでも11日地震があった直後からずっとニュースで生中継されていました。あまりの津波の被害の大きさに、こちらの日本語テレビチャンネルは無料開放となりました。そして、ずっとNHKのニュースが流れていました、安否確認のために日本への電話通話料も1ヶ月無料となりました。アメリカの電話会社です。CNNの看板レポーターがリビアに取材に行く予定を急遽、日本へ変更し、連日、日本から取材、中継を繰り返していました。地震発生1週間ほどは、日本人の辛抱強さ、互いを思いやる気持ち、どんな時であっても変わらない強さ優しさに対して賞賛の嵐でした。でも原発事故が深刻になってきてからは、どんどん過剰報道がエスカレートしていきました。

 

 

私もずっとニュースばかり見て、まったく日常に戻れない日々が続きました。見るもの聞くものショックで、ため息ばかり出てしまって。3月後半になると地震よりも原発ニュースばかりになり、真面目に天気予報で日本とアメリカの間にある太平洋の地図を出し、放射線予報も出され始めました。西海岸は本当に大丈夫か!とだんだん騒ぎが大きくなったからか、オバマ大統領が「アメリカは大丈夫」とスピーチがありました。震災直後のオバマ大統領のスピーチも良かったですが、この時の大統領のスピーチできっぱり騒ぎもおさまりました。なんとも頼もしいものでした、菅さんにもがんばってもらいたいところです。そして、アメリカ軍による救援は、戦争をしている国とは思えない素晴らしいものでした。素直に感謝したくなりました。無人探査機も戦争にではなく、こういう使い方をしたらいいのに…^^;

 

 

落ち込んでいても始まらないと思って、大好きなカリフォルニアの海に行っても「この美しい海は日本につながってるんだよな…」と思ったり。「どうして?」と考えても仕方ないのはわかっていても、つい、そんなことを思ってしまったり。

 

震災後、多くの外国人が日本を離れたという報道も考えさせられました。特に母国に帰った外国人のことを「逃げた」と表現されたことにとても心が痛みました。今日『震災前後の1週間で、外国人の日本からの出国者は約10万人増え、日本への入国者は約10万人減りました』という官邸の発表がありました。近隣国に避難した人もいたでしょうが、今回のような震災がLAであったら、私は母国にいて震災にあうのと同じレベルで、非常時の情報を英語でちゃんと得られるだろうか?そう思ったら、日本に住む日本語があまりわからない外国人はどんなに不安だったろうと想像します。母国に帰るか…どうかは、その人がどれだけ長くその国にいるか、どういう意識でその国にいるか、言葉や生活に不自由がないか…で、その行動は大きく変わると思うのです。

 

アメリカで今回の日本のような震災があったら、間違いなく日本にいる母は帰って来いと言ったでしょう。そして、たぶん私も帰りたいと思ったのではないかと思います。家族というものは、そういうものだから。国内でもこんな時、声を聞き、顔を見るまで心配なように、外国なら尚更ではないでしょうか。 良い悪いではなく、その人それぞれの自分の生きる場所がどこにあるか…という問題だと思いました。

 

カリフォルニア州はほぼ南北に海岸に面しています。ここでもカリフォルニア大地震がそのうち来るんじゃないかと言われ続けています。東北大震災の津波の次の日、カリフォルニアの海岸にも津波が到達し、時間も正確に予想されていても1人死亡、大きな被害もあったそうです。うちから1時間半くらいのところに海岸に面したところに原発があります。海、地震、津波、原発…まったく人事ではありません。

 

日本にいても、外国にいても日本人なら誰もが「自分に何ができるだろう」と自問自答した1ヶ月だったのではないでしょうか。ここLAでも、311以後、毎週のように各地で寄付金・義援金チャリティイベントが開催されています。

 

今回の震災で強く思ったのは、外国から祖国を見る時、「日本」そのものが家族みたいに感じられるということです。遠く離れているからこそ、ことさら愛国心が強くなるよね…と友達が言っていました。

 

毎週のように届く義援金チャリティーイベント参加のメールに、可能な限り参加しつつ、私も「自分にできること」を探していきたいと思います。

 

 

 

Contact

お問い合わせなどはこちらから。

     ↓

click & send your message!!!