昭和35年の着物

昭和35年の主婦の友の付録「きものと帯」の中にあった訪問着。

 

いかにも昭和な雰囲気ではあるんですが、この訪問着すごく可愛い。

髪型のキュートなこと!!!

モデルは女優の鰐淵晴子さん。可愛い。

 

菊模様のお嬢様向き

 

昔のお嬢様だから、未婚のお嬢様だと思うけど、お嬢様…振袖じゃなくて訪問着なんだ。

そっか、そういう選択肢もあったのか。

 

 

しかも、このスタイリングの解説に…

 

 

  白地は若い方に人気があり、またどなたにもぴったり似合う色。

  これは裾を流行のピンクにぼかしたので、いっそうはなやかな晴れ着になりました。

  ②のように朱色の家紋名古屋帯を、千鳥に結んで可愛く。

  造花やイヤリングを飾るのも、若さを引き立てましょう。

  ③のように黒地の帯に変えると、ずっとおとなし向き。   

  仕立て上がりできもの10,800円、②の帯5,300円。

 

値段が安いのは置いといて(笑)、ピンクが流行してたんですね。このモデルさん、お花の可愛いイヤリングをしてるんですよね~。お直しおばさんに、着物にイヤリングなんて!といやそうな顔されそうですが、お嬢様にはOKだったんですね。いや、すごくイヤリングが似合ってて可愛い。

 

当時はどうだったかわからないけど…今は白地の訪問着は売れないと思うけどね(笑)。

今私たちが「着物」として認識している、着物におはしょり作ってお太鼓しょって帯締め、帯揚げをつける…という形は、実は江戸時代以降のこと。それまでは小袖だったし。お太鼓結びって江戸時代末期に深川の芸者さんが考案して、それを真似して流行したものですし。江戸時代は帯を結ぶのは前でも後ろでも横でも良かったのが、だんだんミスは後ろ、ミセスは前という風に変わったり、着方で職業がわかったり…。時代によって、いろんな着方、流行があったのですよね。


着物は着るもの。やっぱり、ファッションだから、フォーマルな場所以外はもっと遊んで、楽しんでいいと思うのです。

 

そんなことをつらつら、この1枚の写真が思ったのでした。

 

 

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